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画家 美作七朗

Profile:

美作七朗(本名みまさか しちろう)は、1907(明治40)年熊本県熊本市に生まれ21歳で上京し、洋画家・小林萬吾の主宰する同舟舎洋画研究所で2年間洋画家を目指し学びました。   

1930(昭和5)年東京都杉並区高円寺に音楽喫茶「ルネッサンス」を開業し、画業は無所属・個展中心の活動だったようです。店舗は戦災で焼失しますが、終戦の1945(昭和20)年9月、東京の中野区中野に地を移し名曲喫茶「クラシック」として再開しました。 

東京・銀座の画廊での初個展は1965年(昭和40)58歳のときと考えられ、かなり遅咲きの画家です。その後は精力的に個展を開催し、晩年はスケッチを中心に制作しました。戦中・戦後約30年余の画業は多くが分かっていません。   

また、「クラシック」の内装の全てをおこない、1950年頃からは他店舗(東京・中野「ルドン」、「ポアソン」・高円寺「ピカソ」・西荻窪「ダンテ」・国分寺「でんえん」など)の内装を手掛けます。

1989(平成元年)年82歳で死去。遺作展では小説家・五木寛之氏から賞賛の文章が寄せられました。

雅号:

本名は美作(みまさか)と呼びますが、本人が多くの人に分かりやすくしたいと、読み方を美作(みさく)と変え、漢字は本名のままですが読み名を「みまさか しちろう」から「みさく しちろう」に変えました。 

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